受験

医学部面接対策~面接満点再受験生からのアドバイス~

医学部には社会人を経てから入学してくる、いわゆる再受験生がいます。

そんな再受験生にとって特に気がかりなのが面接!

再受験生に対して面接試験で低評価をつけたり、低い点数を与えて不合格にしようとするなど再受験生に対して厳しい大学もありますが、

島根大学は、再受験生が面接の内容に関わらず不合格にされるという理不尽なことが今のところありません。

再受験生の中でも面接点に違いがあり、しかもセンター試験や二次試験のできなど関係なく、面接は面接できちんと採点していると考えられます。

また、年齢が若ければ面接で高得点をもらえるわけでもないので本当に公平に面接を評価していると思います。

そこで今回は、面接で満点を取った県外出身の再受験生4人に面接内容とアドバイスを伺ったので紹介したいと思います!

快く引き受けてくれた4人に超絶感謝!(^o^)

再受験生じゃなくても、また島根大学以外を受ける人にも、とても参考になる内容だと思います。

島根大学面接

島根大学では2つ目の科目、数学が終わった後に15分程度時間が与えられ、面接シートに以下の内容を書きます。

・医師を目指した理由  ・自己PR

そして面接官はそれを見ながら面接します。

募集要項には、面接試験の採点・評価基準は以下のように書いてあります。

『話し方・態度、目的意識、意欲、思考内容のまとまり等の観点から、将来、医学・医療に従事する者としての適性をみます。』

 

面接満点者への質問

この評価基準にのっとって、面接満点の方々に以下の質問をしました。

・自分がされた質問とそれへの回答。また、思考内容のまとまった回答ができたか。
・自分の回答に対する面接官の反応
・自分の話し方や態度・やる気や医師になることへの目的意識をアピールできたか。
・自分の思う面接で良かった点。なぜ自分は満点をもらえたのか。

それでは4人の回答を見ていきましょう!

面接満点合格者からのアドバイス

まずは首席合格者のアンドレ・ザ・ジャイアント(仮名)さん。

アンドレ・ザ・ジャイアント
アンドレ・ザ・ジャイアント
受験当時26歳でした。大学は文系。会社をやめてから2年後に合格しました。

自分がされた質問とそれへの回答。
また、思考内容のまとまった回答ができたか。

1. 志望理由、なぜ東北エリアの大学受けなかったか2. 医師として社会経験をどう活かせると思うか

3. リーダーシップがあると自己PRしてるが、具体的に教えて

4. 地域医療に興味あると書いてるが、自己PRに書いてあるコミュニケーション能力の高さを生かして、分かりやすく地域医療を定義してみて。(意地悪な感じの聞き方)

→ 最後の質問はむずくてあまりまとまって答えられなかった。
他のやつは、用意してたので割とスムーズにいったかと。
3と4は若干高圧的な言い方だった。

・自分の回答に対する面接官の反応

3に対して、「自分が考え抜いた上で正しいという目標や目的を達成するまで貫くのがリーダーシップです。会社のプロジェクトリーダー経験でどうの…」って答えて、
「周りがついていけなくなる時もあるので、独りよがりはよくない」的に若干嘲笑されながら反論がきて焦った。
他の質問はあまりレスがなかった。

・自分の話し方や態度

堂々とゆっくり話すことを心がけた。うなづき、アイコンタクトも意識して程よく行った。

・やる気や医師になることへの目的意識をアピールできたか

たぶん…できたのでは。。

・自分の思う面接で良かった点。
なぜ自分は満点がもらえたのか。

自己PRや、地域医療の質問で自分オリジナルの経験を踏まえて具体的に話せたことはよかったかと。
あと、落ち着いて自信持って話すとかそういうコミュ力的な面。

【補足】

面接会場で思ったけど、格好がだらしない男が多いので、制服なりスーツなり、靴、髪型、ひげ、細かく気をつけて行くだけで評価いいと思う。

あと、控え室で見た感じだと、みんな姿勢悪すぎ。
面接ではどうか分かんないけど、多分姿勢気にしてない人多いのでは。
身だしなみ、姿勢を気をつけるだけで差がつくなと思った記憶ある。

次はトニー・ゴンザレス(仮名)さん

トニー・ゴンザレス
トニー・ゴンザレス
受験当時30歳でした。バイタリティの塊です。

・自分がされた質問とそれへの回答。
また、思考内容のまとまった回答ができたか。

回答は差し控えさせていただきますが、一般的な内容&面接事前シートに記入した内容に沿ったものだったと思います。

・自分の回答に対する面接官の反応

無表情でとても淡々としていた。

・自分の話し方や態度

早口になる自覚があったので、ゆっくりしゃべるように心掛けた。
態度については整斉とすることを肝に銘じた。

・やる気や医師になることへの目的意識をアピールできたか

できた。
「自分はオンコールがあったら誰よりも早く到着する!」と言ったのが良かったと思う。

・自分の思う面接で良かった点。
なぜ自分は満点をもらえたのか。

1 論理的で地に足の着いた、説得力のある回答(医療過疎の問題点など)
2 年齢相応の語彙力・表現力
3 服装及び挙措動作(清潔感のある服装&頭髪、しゃきっとした動作、はきはきした応答)

・大切だと思う点
1 募集要項を熟読すること。
ポイント(評価項目)は書いてある。
面接は、面接室の中でのやりとりでしか評価できない。そうしなければ面接試験の公平性を担保できないし、経歴なんていくらでもごまかせることは面接官も承知済みだから。
言い換えれば、面接点が低かったとしても、それを自分の経歴に求めるのは違うのかと。

2 「ちゃんとした大人」に頼んで練習してもらう。親・きょうだいとか社会人経験の少ない人、塾予備校の先生以外で。
声が小さい、身だしなみができていない、背筋が曲がっているとか論外だけど、意外と自分がそうなってることに気付くかもしれません。

3 当たり前すぎることだけど、どこからボールが飛んできても答えられるように準備はすべき。

・その他

設問はよく練られていると思った。
想定外の質問をすることにより受験生の対応力や日常の思考力といった、付け焼刃ではない、本当の力(?)を見ていたと思う。

【裏話?】

とは言ったものの、実は俺は朝髭剃りに失敗してちょっと流血してた。
面接直前にトイレに行ってかさぶたを拭いたら再度出血して焦った(笑)
「興味のあるニュース」で「北朝鮮の核実験問題」と答えた。
なぜこの鉄板な問いに準備していかなかったのか、未だに不思議。
ヤバいと思ってあわてて「大学時代の専攻が国際関係でしたので・・・」と答えた。

次は、出雲薬師寺(仮名)さん

出雲薬師寺
出雲薬師寺
受験当時30代でした。関西出身。結婚してます。

・自分がされた質問とそれへの回答。
また、思考内容のまとまった回答ができたか。

◇医師を志した理由
自分が患者さんのためにできる範囲を広げたかった的なことを言った。
あと、これまでの仕事の経験をどう生かすか的なことを織り交ぜながら言った。

◇島根大学の志望理由
がん領域に関心があり、将来、島根大学の大学院のがんプロフェッショナルコースの進学を考えています的なことを言った。

◇自分の今までのキャリアについて
大学、大学院での研究内容、社会人の時の仕事内容

◇ストレスの解消法について

◇高校時代の部活、ボランティア

◇高校のこと

◇学士でなく、一般である理由
仕事をしていたため、一回しか受験できないので、より可能性の高い一般で受験しましたと言ったと思う。

・自分の回答に対する面接官の反応

普通。

・自分の話し方や態度

声の大きさは大きすぎず、小さすぎず、落ち着いた感じで。早口にならないように気をつけたかな。

・やる気や医師になることへの目的意識をアピールできたか

やる気も大事だけど、再受験ならこれまでの経験を大学生活や医師としてどのように活かすのかを俺はアピールしたかな。
そのほうが、オリジナリティーが出せるし、面接官の印象にも残りやすいと思ったので。

・自分の思う面接で良かった点。満点をとれた理由。

他の人にはない自分のオリジナリティーを出せた点を言えたことかなー。

○面接のアドバイス
・より具体的事例を出して、アピールできそうなことに結び付けるとよいと思う。
人が言いそうなことを言っても、何人も面接をしている面接官にとってはまたこの話かぁ・・・となってしまうので、そうなってしまうと高得点は難しいかも。

・あと2人も言ってるけど、清潔感は大事やと思う。再受験ならなおさら。
俺はすべて新品で揃えました。
人は見た目が9割とも言うので・・・・

最後は

黒柳徹子(仮名)さん

黒柳徹子
黒柳徹子
受験当時29歳でした。ダンスが得意です。

①なぜ再受験をしてまで医師を志すのか。
②島根大学を志望した理由。
③将来どういう医師になりたいか。

これらはしっかり言えるように準備をしました。実際聞かれた時はちゃんと答えることができたと思います。
逆に、想定外の質問をされてすぐに答えられなかったこともありましたが、考えるための沈黙の時間があったり、言葉がつっかえたりしても、ちゃんと自分の意見を言えることができれば問題ないです。

話し方や態度で気をつけた点は、私の場合は早口で喋るクセがあったので、とにかくゆっくりハキハキと話すことに注意しました。あとは元々人と話すことに苦手意識は無かったので、いつもの自分を出せるようにリラックスするようにしました。

面接ってどういう評価で点数をつけているかが分かりません。実際の入学者で面接点が満点だった人とそうでない人の違いって、正直あまり感じないです。

なので、あまり高得点を取ることに固執せず、自己ベストを尽くすことができれば充分だと思います。まずはセンター試験と2次試験でしっかり点数を稼ぐことを優先に考えていいです。

以上、面接満点を取った方々のアドバイスでした!

ちなみに自分は、面接はどうせせいぜい30点くらいしかもらえないだろうと思って気楽に受けました。
(ちなみに満点は60点)

どういう内容だったかというと、

・まずは経歴に興味を持たれ、ずっと浪人していたこと、大学通いながら受験していたことに食いつかれた。
別に悪い印象ではなく「すごいね」と言われたし、感心(?)した感じだった。

・なぜ島根大学を受験したのか→地域医療に興味があるから

・将来どこで働きたいか→場所は決めていない

・地域医療に興味があるというが、どんな医者になりたいか→話しやすく、信頼される医師

・医療の話題で関心のあること→命の選別につながる出生前診断が好きではないと答えた。

・いま介護職に就く人が足りないけど、何が問題だと思うか→あまり中身のないこと答えた気がする。このとき、自信なさげで、声が小さくなった。

面接の最後に、

「島根は三重とちがって冬は寒いよー」

と言われ、

「今、津で一人暮ししてますが風が強くて津もめちゃめちゃ寒いです!」

と答えたら、面接官3人が笑って幕を閉じました。

 

面接点なんて面接官の当たりはずれであって何の意味もねぇ!

なんて思ってましたが、満点を取った人たちはやはり満点だと納得できる人たちです。

もちろん面接官によって与えられる点数はちがうでしょうが、自分の魅力をきちんとアピールできれば高得点は取れると思います。

自分は面接を当たり障りなく終えることしか考えてなかったですが、
面接もきちんと評価されるものなので、特に医師になりたい気持ちが強い人は、その気持ちを真剣に、説得力を持たせて伝えることができれば良い評価が得られるのではないでしょうか。

【余談】

ある講義で強面の先生が言ってました

「面接で君たちに

『どういう医者になりたいか?』を聞くと
、みんな『患者さんに親身になってあげられる医者』とか、こっち(精神面)のことを答えてくるんだよ。

こっち(技術面)を答えてきたら(面接)満点あげるんだけどな~って思いながら聞いてるんだけど、誰も言わない。

まぁそう言えって言われてるんだろうけど。

まず大事なのはこっち(技術面)なんだよ。

専門的な知識や技術がなかったら話にならない。」

なので強面の面接官に
「どういう医者になりたいか?」

と聞かれたら技術面のことも答えたらいいかもしれません。

自分はまさにその質問に「話しやすく、信頼される医者」と答えて精神面の回答だけでしたね。

しかし、こっちから言わせてみれば専門的な知識や技術を身につけることなど当たり前過ぎてわざわざ答えるまでもないって感じですが(・ω・)

【おわりに】

今回の記事で伝えたかったことは

(今のところ)島根大学では年齢、経歴、性別で面接点が変わることはない。
だから面接満点の方々が書いてくれたことを参考に、面接でしっかりと自分の魅力を伝えてください。

ということです。

ネットで情報収集をしていると、どこの誰が書いたかも分からない情報に惑わされたりするものです。

自分は宅浪だったので尚更そうでした。

今回は自分が受験生のときに知りたかった情報を提供できたと思います。

この記事が受験生の方の参考になれば嬉しいです。

 

ABOUT ME
柳生晃伸
柳生晃伸
医師を目指して5年間浪人したが不合格。5浪目に後期日程で看護科に入学するも看護科2年のときに大学に通いながら医学科に合格を果たす。 現在、島根大学医学部医学科4年生。(2016年入学)

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